2月に還暦を迎えたのが信じられないくらい若々しいAlice Cooperが昨日東京で約20年ぶりの公演を行った。アクティヴでオーディエンスを飽きさせる事のないシアトリカルなステージはまるで「ホラーの国のアリス」だ。不気味なステージ・セットだけでなく、お馴染みの処刑の絞め縄、ダンサーにフェイク・パールのネックレス、巨大ゴムボール、松葉杖、鞭など、小道具にも凝った演出は始終飽きる事なく、オーディエンスをステージに釘づけにさせた。近年のロック・コンサートではこういった「見せる」ショーが少なかっただけに、'70年代っぽい要素が余計楽しく浮き立つ。勿論、見せるだけではなく、「聞き応え」も濃厚で、Aliceを支えるメンバー達も毎回一流プレイヤー達を起用することで有名だが、今回もその期待を裏切ることなかった。
▲ 公演フライヤーと、メンバーから渡されたセットリスト ▲
日本に来る直前、オーストラリア、ニュージーランド公演をKISSと共に回っていた為、Aliceの公演ではEric Singerの代役を立てていたが、日本では無事Eric自身がステージをこなす事が出来た。先月KISS MINI EXPOでEricと共に来日したベースのChuck Garricとの絶妙なリズム・セクションは常に安定している。そして華麗で多才なKeri Kelliと、控え目ではあるが、テクニックには定評があるJason Hookのツイン・ギターは慄然として気品すら感じる。

