スローターは‘80年代の後半、元キッスのギタリスト、ヴィニー・ヴィンセントのバンド、“Vinnie Vincent Invasion”のメンバーだったマーク・スローター(Vo)とデイナ・ストラム(B)によって 結成され、’90年発表のデビュー・アルバム『Stick It to Ya』(邦題:欲望のターゲット)が大ブレイクとなった。(ちなみにこのアルバム・ジャケットのモデルはRATTの故ロビン・クロスビーの元妻である。またデイナと言えば、オジー・オズボーンにランディー・ローズを紹介した人物として、業界では有名な話である)
ハイトーンでスクリームするマークの超音波的ヴォーカルと、キャッチーな楽曲が話題になり、大型ニューカマーとしてクリサリス・レーベルから期待されていた。しかし、当時の音楽シーンの移り変わりにより、彼らは才能を活かしきれず’90年代の半ば過ぎにはその勢いを潜めたが、ツアー活動はとどまることなく、ファンから愛され続けている。(ギターのティム・ケリーは’98年に交通事故でこの世を去った)
ROCKLAHOMA 2007でデイナはヴィンス・ニールのベースとして出演した為、マークとデイナが揃ったSLAUGHTERを見ることは出来なかったが、その晩マークがデイナにわざわざWeROCK Cityの取材の事で電話を入れてくれたので、相変わらずの仲良しだという事実がわかって安心した。お互い長年一緒にやって来ている信頼関係によって、別々の活動も認め合っているようだ。
マークも“SCRAP METAL”という名義で、ガナーとマシューのネルソン兄弟、エリック・マーティン(ex-Mr.BIG)、ケリー・ケイギー(NIGHT RANGER)が揃った全員フロントマンのバンドを組み、それぞれのヒット曲やカバー曲で構成したバンドでツアーを回っている。



