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UPDATE:2008/05/23
CHEAP TRICK@ Budokan 30th Anniversary

時はちょうど30年前。CHEAP TRICKは、あのAEROSMITHでさえ3年かかった日本武道館でのライヴをデビューの翌年に行い、伝説を残したのだ。その時にライヴ・レコーディングされた『at武道館』は最初国内だけでリリースされる予定だったが、アメリカのラジオでDJ達がかけ始めた後に本国でも発売が決定。瞬く間に全米中でヘヴィー・ロテーションになり、しかも400万枚を売り上げるといった快挙を成し遂げる。当時のアメリカではまだ武道館という場所は未知な名前のアリーナ・ホールで、普段武道に使われる場所でライヴをやったことすら信じられないようだった。
‘70年代の終わりは日本文化ですら正しい情報が伝わっておらず、それこそ寿司なんてトレンドになる遥か前の事である。「生魚を食べる日本人は野蛮だ!」と思われていた時代だ。中には日本では未だに日常も着物を着ていると信じていた者も決して少なくなかった。やっとソニー・ウォークマンが誕生して日本が最先端の技術を持つ凄い国だと知った頃、CHEAP TRICKが“武道館”という名前を世界的に広めたのだった。以後、その聖地でライヴを行ってライヴ盤をリリースする事は、エリック・クラプトン等を始め、多くのロック・アーティストのステイタスとなった。また、BON JOVIやSMASHING PUMPKINSの武道館公演でも、CHEAP TRICKの曲がカヴァーされたほどだ。だからこそ、30年経った今年、CHEAP TRICKにとっても思い入れが深い場所で、日本のファンへの恩返しとしてあの熱狂的なライヴを再現してくれた。

“王子様”と呼ばれるほどのイケメン2人に、ユニークなキャラクターの2人といったメンバー構成の彼らは、来日当時日本ではロック界のアイドルだった。新人でありながら武道館を2日間満員にして、場内は女性ファンの黄色い叫び声で大騒ぎ。その模様はアルバムにも収められ、こうして伝説と化したわけだが、今回あの当時会場にいたファンも40〜50代になって昔を懐かしんだに違いない。
ギターをオモチャのようにコレクションしている奇才変人天才のエンターテイナー、リック・ニールセン。バーニ-・カルロスのタイトなドラムングと巨大ドラム・スティック。12弦ベースを発明して巧みに操るトム・ピーターソン。甘く、激しく…七色の声を持つ男と言われるロビン・ザンダー。そう、今もギターのリック・ニールセンは変わらず、こう言い続けている。「ロビン・ザンダーは世界で一番好きなシンガーです」と。
今回初めて観た人も多かったかもしれないが、彼らのライヴは昔も今も変わらず、聴く者をハッピーにさせる魅力がぎっしり詰まったステージだった。

この歴史的なライヴに合わせて来日記念盤としてメモリアル・リリースされた『ザ・コンプリートat武道館』。'78年の初来日武道館公演のコンプリート盤を“デラックス・エディション”にし、MC、曲目等も完全に当時のまま再現&リマスター。そのライヴCD2枚組に加え、さらに武道館のライヴ映像のボーナスDVD、及び当時のパンフレットを復刻してボックス化した@武道館30周年記念の為の豪華完全限定メモリアル盤である。

たった一夜限りの記念ライヴの前日、入場抽選には全国から1000人以上の応募があったという“前夜祭”が都内で盛大に行われた。30年前の武道館公演チケット・ホルダーであることが条件のひとつとして当選したファンが集まり、CHEAP TRICKはアコースティック・ミニライヴを披露してくれた。WeROCK Cityはそこでのユーモア溢れるメンバーの会見模様と、武道館公演の本番直前にHibiki Corporationからリック・ニールセンへのギター贈呈式の様子をキャッチ!

Hibiki Corporationでは、エドワード・ヴァン・ヘイレン、ジョージ・リンチ、ランディー・ローズといった屈指のギタリスト達に、カスタム・ギターを造ったギター職人のカール・サンドヴァルの「Sandoval STREAMLINER」を贈呈。現時点で存在しているのはシリアルNo.0001のオレンジと、リック自らオーダーしたシリアルNo.0002のレッドの2本のみ。リックは今回の30周年記念ライヴで7曲目の「Downed」でレッド、アンコールの「Good Night」ではオレンジを弾いた。今まで見た事のないようなオリジナリティー溢れる変形ギターは、ギターコレクターのリックを一瞬にして虜にした。ちなみにアンプ&ケーブル搭載ストラップ“MIGHTY MOE AMP STRAP”も一緒にプレゼントされ、超ゴキゲンな様子が映像から滲み出ている。
このSTREAMLINERというギターはボディーとネックのジョイント方法についても独特の技術を取り入れている。ボディーがネック方向に延長された構造を持つ、「サンドヴァル・オリジナル・セットネック・ヴァージョン」。この構造のメリットは、ただの通常のネック・ポケットよりも、ネックを安定させて、強度を高め、ボディーを延長させることで、良いシェイプと感触を得ることができる。また、ギター全体を一体化させることによってトーンの特性やサステインを高め、デザインだけでなくサウンドもオリジナリティーに優れたプレミアム・ギターなのだ。

CHEAP TRICKは珠玉のパワーポップを生み出して、常に現役として走り続けている。出来れば20年後の50周年記念も目指して、これからも世界中の人々をハッピーにする為に、ずっと走り続けて欲しいバンドのひとつである。


  • CHEAP TRICK:
    Robin Zander - Vocal, Guitar
    Rick Nielsen - Guitar
    Tom Petersson - Bass
    Bun E. Carlos - Drums

  • STREAMLINER SPEC (Red)
  • Body : Alder
  • Neck : Maple, Set-neck
  • Scale Length : 24 4/3 "
  • Fretboard : Rosewood
  • Frets : 21F., Medium
  • Nut : Bone
  • Pickups : DiMarzio Super Distortion
  • Pickup Rings : Chrome Pickup Rings
  • Electronics : Volume x1
  • Control Knobs : White Speed Knobs
  • Tuners : Gotoh Chrome Tuners 6-Inline
  • Bridge : Traditional 6-Screw Mounted Tremolo
  • Hardware : Chrome

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