イントロのキーボード・サウンドが特徴で、全世界で大ブレイクした「Final Countdown」を代表とする北欧の最も成功したハードロック・バンド、EUROPEの2代目ギタリスト、キー・マルセロ。彼が'80年代初期に在籍していたEASY ACTIONを復活させ、デビュー・アルバムも初のリマスターCDとなって再リリースされた。
叙情的なメロディーが印象的なEUROPEのサウンドとは違い、EASY ACTIONはHANOI ROCKSよりもグラム・ロックの先端を走っていた。実はEUROPEよりもデビューは先で、アメリカのメジャー・レーベル(ワーナー傘下の“Sire”)と契約した初のスウェーデンのロック・バンドとして伝説を作った。スウェーデンの国営テレビのゴールデンタイムで彼らの特番が放映されたり、ホラー映画にもバンドとして出演するなど、その時代では異例扱いのバンドだったようだ。
シンガーのジニー・ザンは'80年代後半にアメリカに渡り、それなりの成功を収めたあのSHOTGUN MESSIAHのメンバーとなった。現在も自分のバンド、ZAN CLANでもWHITESNAKEやQUEENSRYCHE等とツアーを回ったりもしている。彼はEASY ACTIONに加入する前は、マイケル・モンロー、アンディ・マッコイと共にHANOI ROCKSの前身バンドでドラムを叩いていた経験もある。
2006年にスウェーデンの最大のロック・フェスティバルでは20,000人の観衆の前で見事な復活ライヴを遂げ(実際にはその少し前にシークレット・ギグを行っている)、それ以来、新しいラインナップによって活動を続けている。ベースはキーがプロデュースした同じくスウェーデンのバンド、SUPERGROUPIESのマイケル・グリム。昔からEASY ACTIONの大ファンである。もう一人のギタリストにはマイケルの友人のサイモン・ロックス。そしてドラムはジニー率いるZAN CLANのドラマー、グリズリー・ホーグランドだ。
今回、はるばるスウェーデンのキー、マイケル、サイモンからWeROCK Cityに映像が届いた。スウェーデン語で何やらコメントの打ち合わせをしているシーンまでノーカットで納められて微笑ましかった。
オリジナルLPは10曲入りだったが、今回のリマスターCD化の日本盤はボーナス・トラック1曲を含む、全21曲を収録。彼らの代表曲「We Go Rocking」は、その3年後にリリースされたPOISONの「I Want Action」にそっくりどころか、サビと単語がまるで一致するので、盗作したのではないかと訴訟問題になったほどだ(YouTubeでも比較されている)。グラム・ロックが好きな人は、今のうちEASY ACTIONの洗礼を受けておくといいかもしれない。
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EASY ACTION (2008):
Zinny Zan - Vocal
Kee Marcello - Guitar
Simon Roxx - Guitar
Micael Grimm - Bass
Grizzly Hoglund - Drums






