ブリティッシュ・ロックを代表するスーパーバンドとしてのステイタスを'80年代に築いて以来、すっかりベテランの域に入るDEF LEPPARDの新譜『Songs From The Sparkle Lounge』が、4月30日にリリースされた。まるでかつてのTHE BEATLESの名作、『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』を彷彿させるようなアルバム・ジャケットだ。2006年にカヴァー集『Yeah!』を出したが、オリジナル・アルバムとしては2002年の『X』以来、実に約6年ぶりの大作となる。すでに聴かれた方々は同感であろうと思われるが、何しろ'80年代の彼らが生み出した数々のヒット曲に勝るとも劣らない珠玉の新曲や、当時のサウンド・プロダクションに近いアプローチがファンの心を揺さぶる。アメリカの商業的バラードとは一味異なる、甘く切ないバラードや…一方、骨太で逞しいハードロック…これぞ、DEF LEPPARDの最大の魅力だ。
そんな彼らのサウンドを支えるツイン・ギタリスト、フィル・コリンと、故スティーヴ・クラークの後任として’92年から即戦力として大活躍しているヴィヴィアン・キャンベルは、もう立派なロック・プチ・レジェンドとしてすっかり貫録さえ感じる。その昔、あの元GIRLでフィル・ルイスと共に日本のロック・ファンのハートを揺さぶった美少年、フィル(コリン)。アイルランドからやってきたヴィヴィアンは彗星の如く現れ、'82年から'86年までDIOのギタリストとしてブルージーな才能を発揮してみせた。当時の彼らの初々しい勇姿をまだはっきり記憶しているファンも多いことであろう。
3月下旬からスタートしたアメリカ・ツアーのファースト・レッグの直前にヴィヴィアン・キャンベルの「是非日本のファンにもメッセージを贈りたい」という好意によって、アルバムやツアーについてのコメントがLAより届けられた。撮影当日、白いポルシェで参上したヴィヴィアンに、その前で撮影を提案したが、いかにもロックスターに徹している感じであるからと、NGを出したところも気取らないヴィヴィアンそのもの。今も昔も変わらない、ちょっとはにかんだ笑顔が優しい永遠の少年のようだ。
今回、ニュー・アルバムで最も話題として取り上げられている部分は、DEF LEPPARDとして初めてのゲストを迎えていることだ。ファースト・シングル「Nine Lives」でカントリー・シンガー、ティム・マッグロウと共作、共演。ティムはデビューの翌年には500万枚のセールスを記録したほどのスーパー・スターだ。彼の奥さんはグラミー賞受賞アーティスト、あのフェイス・ヒルで、夫婦ともにカップリング・ツアーを行ったりもしたモンスター級のペア・セレブなのだ。ティムとの共演のきっかけは映像をご覧頂くとして、もうひとつ気になるのは日本公演の話題だ。ほぼ話は決まっているそうだが、どうやら噂通り、WHITESNAKEとのダブル・ヘッドライナー・ツアーが実現しそうだ。ヴィヴィアンも一時期WHITESNAKEに在籍していただけあって、過去にもお互いジョイント・ツアーを行い、さぞ気心知れた雰囲気に違いない。聞くところによると両バンドのヴォーカル同士、デヴィッド・カヴァーディルとジョー・エリオットは古くからの友人なのだとか。それもそのはず、両者ともそれぞれバンドが誕生して30周年を迎えたのである。すでにイギリスではチケット・セールスも完売間近で好調だということだ。
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DEF LEPPARD
Joe Elliott - Vocal
Phil Collen - Guitar
Vivian Campbell - Guitar
Rick“Sav”Savage - Bass
Rick Allen - Drums






