ANTHEMの魅力といえば重低音を利かせたベースに重量感のあるドラム、メロディアスかつ卓越したテクニックのギターに加え、突き抜けるようなシャウトを放つヴォーカルで構成されている点であり、日本を代表する正統派ヘヴィーメタルバンドの一つである。誕生は20数年前に遡る。'81年に柴田直人を中心に結成され、ヴォーカリストのトニー前田が脱退した'84年に後任として坂本英三を迎え、柴田、坂本、福田洋也(g)、大内'MAD'貴雅(ds)というメンバー構成で、'85年キング・レコードより『ANTHEM』でメジャーデビューを果たす。当時のHR/HMシーンはLOUDNESSやVOWWOW、EARTHSHAKER、44マグナムなどのバンドが群雄割拠していた時代で、そんな中ANTHEMは重厚なサウンドで熱狂的なファンに支えられ、80年代を駆け抜けた。その間、数回のメンバーチェンジを経て活動を続けるも、残念ながら'92年にいったん解散に至ってしまう。その後、シーンの再評価の機運に乗る形で'00年にはグラハム・ボネット(ex RAINBOW, ALCATRAZZ)をヴォーカルに迎えて制作された全曲英詞によるセルフ・カヴァー・アルバム『Heavy Metal ANTHEM』のリリースがキッカケとなり、'01年、清水昭男(g)とFLATBACKER(EZO)やLOUDNESSにも在籍した本間大嗣(ds)を迎え入れて再結成、本格的に活動を再開する。デビュー20周年を記念して'05年7月に行われたアニバーサリー・ツアーでは旧メンバーの大内、福田、森川が全公演に帯同。更に川崎公演では中間英明(g)がゲスト出演を果たし、メジャーデビュー後のメンバーが“全員集合”するというまさに20周年に相応しいライヴをファンにプレゼントしてくれた。アニバーサリー・ツアー後もフル・アルバムのリリースや積極的なツアー展開、ベスト盤『CORE〜BEST OF ANTHEM』の発表等精力的に活動し、国内のシーンを牽引している存在だ。今年は10月の「LOUD PARK07」(*1)の出演や'06年8月末に発売された通算11枚目のアルバム『IMMORTAL』のファイナル・ツアーが11/17の仙台MACANAを皮切りにスタートしたばかりである。
(*1)'06年にスタートした日本のメタル・フェスティバル('01年、'02年に行われたBEAST FEASTの後継フェスティバルにあたる)。今年はWeROCK City市長のロニー・ジェイムス・ディオ率いるHEAVEN AND HELLほか、海外や国内の合計24バンドが参加した文字通り「メタルの祭典」である。
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ANTHEM:
柴田直人 - Bass
坂本英三 - Vocal
清水昭男 - Guitar
本間大嗣 - Drums



