3月28日から3日間にわたって東京ドームで行われた“X-JAPAN攻撃再開 2008 I.V.〜破滅に向かって〜”では、10年ぶりの再結成がニュースとしてワイドショーでも大きく採り上げられ、相変わらずの人気ぶりを示したX-JAPAN。そのギタリストであるPATAが率いるRa:IN(ライン)が、2年ぶりとなるサード・アルバム『Metal Box』を4月9日にリリースした。そんなRa:INのメンバー3人がアルバムの紹介と、4月18日からスタートする全国ツアーへの意気込みを語ってくれた。
Ra:INは'02年夏、ギターのPATA(X-JAPAN)、ベースのmichiaki(ex-TENSAW)、ドラムのTetsu(CoCCO、RED WARRIORSなど数々のバンドへの参加で名をあげてきたドラマー)の3名で結成。バンド名は伝説のベーシスト加部正義(グループ・サウンズで名を馳せた元ゴールデン・カップスのメンバー)が命名し、横浜7th Avenueで行われたTHE WHOの“ジョン・エントウィッスル追悼ライヴ”でデビューを果たす。サウンドの特徴は'70年代のブリティッシュ・ロックの巨人であるLED ZEPPELINやCREAMを彷彿とさせるヘヴィーなギター・サウンドが中心でありながら、“ヴォーカルレス・ハードロック”という斬新なロックスタイルが、世界へアピールする音楽性に昇華されているのが興味深い点である。
'03年にファースト・アルバム『The Line』をリリース後はライヴ活動を本格化させ、ライヴ会場限定のマキシ・シングル「The Border」は完売になるなど、国内ツアーを横断。'04年には上海ARKでの2daysや台湾では夏のビッグ・イベント“Formoz Festival 2004”に参加するなど、アジアのファンを巻き込んでの活動を展開。翌'05年に行ったパリのロックの殿堂“Elysee Montmartre”でのライヴはソールド・アウトの快挙を成し遂げ、ライヴ前日に行われたパリのHard Rock Cafeでのサイン会にはフランス国内のみならず、ドイツやスペインなどヨーロッパ各地からのファンが集結し、国際的にも絶大なる人気を証明することとなった。事実、彼らのオフィシャル・サイトは、英文表記はもちろんのこと、BBSにはドイツ、台湾、中国、シンガポール、韓国のファンから書き込みがされているほどだ。
海外のファンも魅了するそのサウンドは、'06年3月にリリースされたセカンド・アルバム『Before The Siren』に受け継がれ、8月には台湾での2daysライヴを行うなど、精力的に活動を行った。'07年に入り、これまでのサポート・メンバーであったDIE(Key/ex-hide with Spread Beaver)が正式加入し、恒例となった夏のツアー“Summer Of Love”を敢行。同年9月8日には北京のライブ・ハウスMAOでワンマン・ライヴを行い、250名の動員を記録。翌9日は日本からRIZEと共に、北京で行われた中国最大の野外ロック・フェスに参加。2日目に登場したRa:INはNINE INCH NAILSやMarky Ramoneらと同じ日に晴れの舞台を踏み、中国での人気も確かなものにした。
今回リリースされた『Metal Box』はDIEが正式に加入してから初のレコーディングとなり、これまでのへヴィーなハードロック・サウンドに東洋的なエッセンスとエレクトロニカ的なハイブリッド感が加わり、独自のサウンドに更に磨きがかかった作品に仕上がっている。今作では3曲目の「Within You」はDIEが、9曲目の「Your Wonderland」ではmichiakiがヴォーカルをそれぞれ取っており、新境地への予感も感じさせるが、全体としては“ヴォーカルレス・ハードロック”路線を踏襲しているようだ。'08年のRa:INはヨーロッパや台湾でも発売が決定している『Metal Box』を引っ提げ、世界マーケットを見据えたライヴを予定しているX-JAPAN同様、更なる海外での称賛を大いに期待したい。
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Ra:IN:
PATA - Guitar
michiaki - Bass
Tetsu - Drums
DIE - Keyboards



